プログラム

大会長講演

座長
  • 福原 俊一(京都大学 教授、福島県立医科大学 副学長)
演者
  • 二宮 利治(九州大学大学院 医学研究院 衛生・公衆衛生学分野 教授)

国際シンポジウム(協賛:IQVIAソリューションズジャパン株式会社)

国際シンポジウムの詳細、講演の抄録は こちら

データを正しく測定し、解析し、解釈する

医療レセプト、検査データ、電子カルテデータなど、臨床現場で多様なヘルスデータが大規模に蓄積され、臨床疫学研究への活用が期待されている。一方で、これらの大規模ヘルスデータを活用した臨床疫学研究において、データ測定、解析、解釈の各段階で臨床疫学研究の基本を怠ると、誤った結論を導いてしまう恐れがある。本シンポジウムでは、各演者から臨床疫学研究における測定・解析・解釈の各段階でのトピックについてプレゼンテーションを行った後に、「データの正しい測定、解析、解釈」について総合討論を行う。

座長
  • 福原 俊一(京都大学 教授、福島県立医科大学 副学長)
  • 康永 秀生(東京大学大学院医学系研究科公共健康医学専攻 臨床疫学・経済学 教授)
演者
  • 岡田 昌史(IQVIAソリューションズジャパン株式会社)
    電子カルテ、電子レセプト、レジストリといった大規模データを臨床疫学研究で利用する際に起こる技術的、理論的な問題点を整理して、誤りがないデータを抽出するためのツールやノウハウについて紹介する。
  • Edward C. Norton(University of Michigan)
    経済学では介入実験が行いにくい状況で正しく分析を行う必要があり、臨床疫学研究と似ている。本セッションでは、経済学と臨床疫学で使われている解析方法を対比しながら、臨床疫学研究において正しくデータ解析を行う際の注意点について紹介する。
  • 福間 真悟(京都大学大学院医学研究科)
    様々なデータ測定方法、解析方法が臨床疫学研究に応用される中で、結果の解釈を誤ってしまう場合がある。本セッションでは、測定(サンプリング、データ定義)や解析(交絡調整)に起因するデータ解釈上の誤解について紹介する。

特別講演

サントリーの研究開発とウイスキーづくり

座長
  • 二宮 利治(九州大学大学院 医学研究院 衛生・公衆衛生学分野 教授)
演者
  • 須田 良人(サントリーホールディングス株式会社 執行役員 CRO)

人材育成シンポジウム

保健医療介護ビッグデータ研究の人材育成

NDB・DPCなどの保健医療ビッグデータや、介護ビッグデータを用いた研究が近年広まりつつある。しかしこれらの研究には、臨床医学・疫学・統計学の知識のみならずデータベースに関連する知識も必要となり、学際的なチームによる研究体制の構築が不可欠である。また、ビッグデータ研究の担い手となる臨床家やデータアナリストの人材は不足しており、その育成が急務である。本シンポジウムでは、保健医療介護ビッグデータ研究の顕著な実績のある演者らを招き、人材育成の現状と今後についてディスカッションする。

座長
  • 康永 秀生(東京大学大学院医学系研究科公共健康医学専攻 臨床疫学・経済学 教授)
演者
  • 加藤 源太(京都大学医学部附属病院診療報酬センター 准教授)
  • 田宮 菜奈子(筑波大学 医学医療系ヘルスサービスリサーチ分野 教授)
  • 笹渕 裕介(自治医科大学データサイエンスセンター 講師)
  • 康永 秀生(東京大学大学院医学系研究科公共健康医学専攻 臨床疫学・経済学 教授)

教育講演①

人を対象とする研究倫理に関する最近のトピックから

近年、人を対象とする研究倫理や個人情報保護をめぐる環境はめまぐるしく変化しており、研究者や研究倫理コンサルタントにとって難しい状況が続いている。本教育講演では、人を対象とする研究倫理に関する最近のトピックについて紹介する。

座長
  • 清原 裕 (公益社団法人久山生活習慣病研究所 代表理事)
演者
  • 武藤 香織(東京大学医科学研究所ヒトゲノム解析センター 教授 )

スポンサードシンポジウム(協賛:武田薬品工業株式会社)

データベース研究による医療進化-臨床と疫学の融合-

近年では大学や研究機関のみならず製薬企業も臨床試験だけでなくリアルワールドデータを用いた研究の重要性を認識し始めており、臨床疫学に対する知識向上と実績を積み上げ始めている。それらは市場分析などの用途のみならず、実際に臨床にとっても有用な研究成果を創出し始めている。また、このようなデータベース研究は疫学と臨床が融合し合う事により、発展をさらに進化させるものと考える。そこで本シンポジウムは3名の臨床エキスパートが製薬企業と連携して実施し、かつ公表に至ったいくつかの研究経験を発表する予定である。さらに、それぞれの領域での臨床エキスパートと疫学の視点で議論することにより、データベース研究の有用性や結果の解釈に対する注意点、本邦におけるデータベース普及への課題や、さらなる活用について、今後の医療進化についての展望を広げていきたい。

座長
  • 中山 健夫(京都大学大学院医学研究科社会健康医学系専攻 健康情報学分野 教授)
  • 宮田 裕章(慶應義塾大学医学部医療政策・管理学教室 教授)
演者
  • 三島 和夫(国立大学法人秋田大学大学院医学系研究科 精神科学講座 教授)
  • 辻田 賢一(熊本大学大学院生命科学研究部 循環器内科学講座 教授)
  • 𡈽橋 卓也(社会医療法人製鉄記念八幡病院 理事長・病院長)
  • 宮田 裕章(慶應義塾大学医学部医療政策・管理学教室 教授)

教育講演②

観察研究でのデータ解析~多変量調整モデル、傾向スコア、操作変数法について~

座長
  • 福間 真悟(京都大学大学院医学研究科 人間健康科学系専攻 特定准教授)
演者
  • 米本 孝二(琉球大学医学部保健学科生物統計学分野 教授)

産学連携シンポジウム

臨床現場に即した新たで複雑な治験プロトコール及びリアルワールドデータによる医薬品評価の最前線と産官学連携

座長
  • 宮田 俊男(国立がん研究センター 企画戦略局 政策室長)
演者
  • 山本 史(厚生労働省 医薬品審査管理課長)
  • 藤川 慶太(武田薬品工業株式会社、Therapy Area General Medicine, Head Japan Medical Office)
  • 三宅 邦明(株式会社ディー・エヌ・エー CMO、DeSCヘルスケア株式会社 代表取締役社長)
  • 原 聖吾(株式会社MICIN 代表取締役CEO)
  • 田中 暁子(DeSCヘルスケア株式会社 事業推進室)総合討論のみ

統計ハンズオンセミナーセッション参加は事前登録制

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研究実践ワークショップセッション参加は事前登録制

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ランチョンセミナー・イブニングセミナー・アフタヌーンセミナーセッション参加は事前登録制

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セッション参加の事前登録制 について
会 員:4/2(火)10:00~9/6(金)17:00 先行予約受付!
非会員:4/16(火)10:00~9/6(金)17:00

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